FF外から失礼します

読み : エフエフガイカラシツレイシマス

「FF外から失礼します」とは、Twitterで使われる定形表現。「FF外」は「エフエフガイ」と読む。本稿では「FF外から失礼します」の意味を解説する。

FF外から失礼します

「FF外から失礼します」とは、「相互フォローの間柄ではないが、リプライすることをお許しください」という意味。Twitterで相互フォローの関係にない相手にリプライする際に使われる。
※相互フォローは、Twitterでお互いにフォローし合っている状態。

「FF」は「Follow(フォロー)」と「Follower(フォロワー)」の略で、「FF外」は「フォロー・フォロワー外」であることを意味している。

「F外失」という略し方もあるとかないとか。「F外失」だけじゃ意味分からん…。逆に失礼とみなされかねないので使う時は注意されたし。

ちなみに、「FF外から失礼します」=「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-の世界から来たものですが、こちらの世界にはリプライという魔法があると聞き、興味本位で使ってしまうことをお許しください」という意味ではないことだけは伝えておきたい。

「FF外から失礼します」は必要?不要?

「FF外から失礼します」は自発的に使われているものであり、強制されるものではない。相互フォローの関係にない相手にリプライを送る際、「FF外から失礼します」を使うべきかは意見が分かれるところ。

【必要派の意見】
・挨拶として使った方がいいのでは
・面識のない相手には礼儀として使った方がいい

【不要派の意見】
・初対面の相手にはオープンな場であるTwitterでは不要
・たいていがFF外の「FF外からのリプライが嫌なら鍵をかけろ
・「はじめまして」でいいのでは

リプライを送る相手が「FF外」は何の略か知らないと正しく伝わらないが、文字数制限のあるTwitterでできるだけ文字数を節約しようとした結果が「FF外」なのだろう。「フォロー・フォロワー外から失礼します」でも構わないが、「FF」と「フォロー・フォロワー外」では消費する文字数が違ってくる。

「FF外から失礼します」が海外メディアで紹介される

海外メディアでも、日本独自のTwitter文化として「FF外から失礼します」が紹介されている。

FF外から失礼します-海外記事
出典:Japanese Twitter users figured out a polite way to mansplain

同記事では「FF外から失礼します」を英語に変換すると以下のようになるとも紹介している。

we don’t follow each other, but please excuse me, [I have something to say]

意訳するとこんな感じ。

私たちはフォローし合ってはいないけど、ちょっと失礼します(言いたいことがあるのです)。

「FF外から失礼します」を英語で表すと、それだけで結構な文字数を消費する。140文字という制限の中では、言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン、になっちまう。
※元ネタがわからない人は「反町隆史 ポイズン」で調べてみてね。ポイズン。

「FF外から失礼します」はいつから使われている?

「Googleトレンド」で確認すると、「FF外から失礼します」は2013年9月頃から検索されはじめている。その後、2016年2月頃と2017年12月頃に検索数が増えているようだ。

FF外から失礼します-Googleトレンド

では、Twitterでは「FF外から失礼します」がいつごろ使われているのか?
Twitterで確認できた中で最も古いツイートの日付は2012年10月30日
※以降に掲載するツイートはあくまでも現在確認できる最も古いツイートであり、初出とは限らない。

それより以前では「フォロワー外から失礼します」や「フォロー外から失礼します」といった使い方もみられる。「フォロー外から失礼します」の最も古いツイートの日付は、現在確認できるものでは2009年5月22日

「フォロワー外から失礼します」は2010年1月あたりから使われ始めているようだ。

2010年12月22日に「フォロー、フォロワー外から失礼します」という使い方をしているユーザーを発見。
「FF外から失礼します」と略してはいないものの、意味するところは同じ。

以下の3つを「Googleトレンド」で比較してみたところ、2012年以降では「FF外から失礼します」が最も検索数が多かった。

FF外から失礼します-比較-Googleトレンド

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