ガラる
読み : ガラル
【目次】
ガラるとは・意味
「ガラる」は、主に株やFX、仮想通貨などといった投資関連の話題で使われる言葉で、「急激な下落」を意味している。
株価などが急激に下落することを「ガラる」「ガラってる」「ガラった」、あるいは下落という事象を「ガラ」と呼び、「ガラが来そう」「ガラが来た」といった表現も見られる。
金融関係以外でも様々な分野で見られ、基本的にはX軸が時間を表すグラフで、Y軸の数値が急激に下落している際に用いられる。
Webサービスの登録者数やソーシャルゲームの利用者数、Youtubeの登録者数などの話題で、激減する様子を表したグラフなどに対し「ガラ」を用いた表現が見られる。
ガラるの由来
「ガラる」という言葉は、アメリカ合衆国とカナダの国境にある「ナイアガラの滝」が由来となっている。
株やFXでは急激な下落があると、チャート上のローソク足と呼ばれる長方形が縦に長く伸びることとなる。その落ちていく様子がまるでナイアガラの滝のようだということから、「ナイアガラ」を略した「ガラ」や「ガラる」という表現が使われるようになった。
ナイアガラの滝の落差
チャートの急降下が滝のように見えるからというのはわかるが、なぜ「ナイアガラの滝」なのか。
これは単純に、「ナイアガラの滝」が観光地として非常に有名で、「すごい滝」といえば多くの人がナイアガラの滝を連想するからだと思われる。
実際にナイアガラの滝というのは、滝の落差自体はそれほどすごいわけではなく、幅の広さや景観の美しさが特徴。ナイアガラの滝の落差は55m程度だが、落差だけで言えばナイアガラの滝よりも大きな滝は世界中にいくつも存在している。
世界最大の落差を誇るのはベネズエラにあるエンジェル・フォールで、その落差は実に979m。今後、急激な下落を表現する際には「ガラる」よりも「エンジェる」を使うと良いかもしれない…。