んほぉ〜この◯◯たまんねぇ〜

読み : ンホォーコノ◯◯タマンネェー

「んほぉ〜この◯◯たまんねぇ〜」はおもになんJなどで見られる定形文。
A「この●●も形になってきたな」B「んほぉ〜この◯◯たまんねぇ〜」といった形でスレタイに用いられる。

んほぉ〜この◯◯たまんねぇ〜の元ネタ

このフレーズはとあるゲームソフトに関する騒動が元ネタとなっている。
もともとのスレタイは『ゲームスタッフ「このゲームも形になって来たな」プロデューサー「んほぉ~この声優たまんねぇ〜」』というものであり、以下のような長めのコピペが続く。


プロデューサー「Mちゃんの声だけで抜けるわぁ…」

スタッフ(うわぁ来たよ…)

プロデューサー「ゲームの進行はどうだい?」シコシコ

スタッフ「現在ここまで進んでいます」

プロデューサー「導師である主人公が騎士のヒロインと共に旅をする物語…ふんふん…」

プロデューサー「このヒロインの声優誰?」

スタッフ「Aさんですね」

プロデューサー(そっかぁ…)

プロデューサー「このゲームなんか違うんだよね…王道すぎるというか…ひねりがないよねぇ…」

スタッフ「うわぁ…」(そうですか…)

プロデューサー「そうだ!このヒロインを途中で離脱させて別の真ヒロインをカッコよく登場させようよ!」

プロデューサー「声優はMちゃんね!これは面白くなるぞ!」

スタッフ「で、でももうヒロインと主人公は公開してますし!物語も殆ど出来上がってますよ!」

プロデューサー「いやいや…まだ絵とか公開しただけでしょ?」

スタッフ「色んなメディアにコンビで宣伝してますし!」

プロデューサー「ヒロインとは書いてないだろ」

プロデューサー「ヒロインは工事現場で働く仕事出来たとかなんか理由つけて途中退場にしてそのシナリオの続きを真ヒロインにやらせりゃいいよ」

スタッフ「ゲーム内での装備品ももう沢山用意してます!」

プロデューサー「それはそのままでもいいんじゃないもうさ」

プロデューサー「Mちゃん出そうよ~」ドピュピュ

スタッフ(こんなのおかしいって…シナリオとかも書き直しだぞ…こんな馬鹿Pの好きにさせてたまるか…)

スタッフ「フィギュアも主人公とヒロインの製作が決定してます!真ヒロインだか何だか知らないですけど突然入れられても困りますよ!」

プロデューサー「フィギュアは別に出せばいいだろ、キャラのフィギュアが2体出るってだけでヒロインがどうとか関係無いし」

プロデューサー「まあ見た目とか可愛いから人気も出るだろうし、客引きに最大限利用してあげてよ元ヒロインちゃんをさ」

プロデューサー「売れりゃあ文句ないっしょ?それより真ヒロイン合流してからのストーリーを考えようよ!」

プロデューサー「暗殺系の万能主人公が前人気出たから真ヒロインもそれで行こうよ!かっこいいし絶対人気出るって!」

スタッフ「あの…このシリーズは主人公とヒロインの仲が魅力の一つでもあるはずですよね、それを途中から変えちゃうって詐欺みたいな事になりませんか?」

プロデューサー「じゃあなんで最初からMちゃんをヒロインにしなかったの!?君のチョイスミスでしょ!?」

プロデューサー「ストーリーは元のストーリーを基礎にして元ゴミの退場と真ヒロインの登場入れてそこから真ヒロインの魅力を前面に出しつつ熱いシナリオにすれば完璧だぁ…」(勃起)

スタッフ「でもそんな雑なすり替えしたら設定に矛盾が出たりストーリーがおかしくなっちゃいますよ!!」

プロデューサー「このシリーズのストーリーなんて気にしてる奴いないだろ」

プロデューサー「シナリオは徐々に作り変えながらゲームの中身を完成に近づければ期限も間に合うでしょ」

プロデューサー「元ヒロインには客寄せとして主人公と共に宣伝頑張ってもらってみんなのハートを鷲掴みにしたところでMちゃんの真ヒロインの登場で大盛り上がりだ!」

プロデューサー「さっそくMちゃんと交渉しよう!」シコシコ

声優Aさん「あー!まさか私がヒロインやらせてもらえるだなんて!嬉しいなぁ…頑張るぞ!!」

スタッフ「Aさん?ちょっといいかな…」

………

声優Aさん「えっ…建設工事イベントで退場してそのまま本編には一切出ない?…あの…私ヒロインって…」

スタッフ「本当に申し訳ないです…あのまだ内緒なんですけど…DLCでは活躍させる予定ですので…」

Aさん「…はぁ…」

Aさん(私のキャラがポスターになってる…ははっ)

Aさん「雑誌の表紙にもなってるよ…」

Aさん「主人公とヒロインのセット出演ここまで多くやってる作品もないよなぁ…」

Aさん「あっ…私はヒロインじゃなかったんだっけ…」

Aさん「なんでヒロインじゃないのに発売前の特別アニメ化で私のキャラと主人公の物語やってるのよ…」

Aさん「はぁ…」

プロデューサー「いいぞ~!真ヒロインとその仲間たちとの真の絆!最高だ!」

プロデューサー「Mちゃんの声が特にいい!」ドピュピュ

スタッフ(このゲームもうダメかもしれない…中身はボロボロ…外装だけなんとか取り繕って良く見せてるけど…途中でストーリー変わったせいでゲームシステムも満足に調整出来てない…)

スタッフ(こんなのが記念作品になるだなんて…はぁ…)

スタッフ「とりあえずDLCも取り掛かっておくか…Aさんの為にも…」

プロデューサー「ん?!DLCもやる気満々なのかい!!どんな話にするつもりなの?」

スタッフ「えっ…えー…離脱したヒロインのその後を…」(これはマズい…)

プロデューサー「……」

プロデューサー「いいじゃない!!」

スタッフ「え…?」

プロデューサー「離脱したヒロインの事を描いてないとそりゃ不満も出るだろうしね…大切な事だよ」

スタッフ「はい!そうですよね!頑張りますよ!」

プロデューサー「離脱したヒロインの所にMちゃんの真のヒロインがやって来て可哀想な元ヒロインに手を差し伸べて共に戦う事を誓うんだな!!」

スタッフ「は?」

プロデューサー「そうだろ?」

プロデューサー「Mちゃんの最後の舞台だな…!頑張ってくれよ!」

スタッフ「いやいや…Aさんのキャラの為のシナリオであってMさんのヒロインは関係ないというか…必要ないですよ!」

プロデューサー「は?お前Mちゃんは必要だろ馬鹿か?」

プロデューサー「お前なんかむかつくな…Aのキャラは性格ひねくれててMちゃんのキャラに殴りかかろうとして逆にやられて従うようになるストーリーにしろや」

スタッフ「えぇ…」

プロデューサー「俺はプロデューサーだぞ」

スタッフ「はい…」

スタッフ「Aさん、DLCの台本出来ました読んでください」

Aさん「えっ…なんでこの二人いきなり喧嘩始めてるんですか…」

スタッフ「じゃあお願いします」

Aさん「私のキャラの性格これ本編に比べておかしくないですか?…なんか別人が書いたみたいに…」

スタッフ「お願いします」

Aさん「はい…」

スタッフ「人気シリーズ最新作ついに発売です!!!皆さん是非遊んでみてください!!!!!」

プロデューサー「あぁ…Mちゃん最高だよ…」シコシコ

そして今彼はこの作品で高い売り上げを出し、作品シリーズ総合プロデューサーに昇格されたが
その後作品がボロクソに叩かれ大炎上し
ついに退社した

END

このコピペを読むと何かのゲームのスタッフとそのプロデューサーのやり取りだということがわかるが、これは2015年1月にバンダイナムコゲームスから発売されたPS3用RPG『テイルズ オブ ゼスティリア』の話である。
プロデューサーは馬場英雄氏、そして「Mちゃん」とされている人物は声優の小松未可子である。

テイルズ オブ ゼスティリア - PS3

要約すれば、すでに完成間近であったゲームのシナリオをプロデューサーがお気に入りの声優を起用したいがために新たなキャラクターを登場させるように指示。
もともとヒロインとして登場予定だったアリーシャというキャラクターががいたが、アリーシャは途中で離脱、そこに変わって真のヒロインとしてお気に入り声優のキャラクター・ロゼを据えるというシナリオへと改変したというもの。

単純に登場キャラやシナリオを変更したというだけの話であれば良かったのだが、問題は発売前の事前情報の段階ではどう見てもアリーシャがヒロインだと思わせる展開をしていたのだ。

アリーシャは主人公とのツーショットで雑誌の表紙を飾ったり、PVでもメインヒロインとしての活躍が描かれ、公式サイトやPVでもキャストの名前が2番めに書かれており、メディアによってははっきりと「ヒロイン」と表記されていた。(後にその分だけ削除される)

しかし実際にゲームが発売されるとアリーシャは途中離脱し、途中から登場したロゼがヒロインに。
しかもロゼの不自然なほどの持ち上げられっぷりに対してアリーシャの扱いはひどいものであった。

この『テイルズオブゼスティリア』はテイルズオブシリーズ20周年記念作品として制作されたものであり、ファンからの期待も非常に大きなものだった。
しかし発売前の情報とのあまりの乖離、さらにゲームのシステム面のクオリティなども相まってユーザーの不満が爆発し、発売早々に炎上することに。

これを鎮火するためだったのかどうかは定かではないが、発売からわずか5日後には追加DLCエピソードを期間限定で無料で配信することを発表。
しかし、このDLCもまたロゼ優遇でアリーシャのひどい扱いによって余計にヘイトを貯める結果となった。

ユーザーからは馬場プロデューサーの解任を求める署名活動を行うまでに発展。
その署名に意味があったのかどうかは定かではないが、翌年には馬場プロデューサーがバンダイナムコを退社しスクウェア・エニックスへと入社することとなる。

と、このような騒動があったことからその経緯をプロデューサーとスタッフのやり取りという形で再現したのが上記のコピペである。
もちろん実際にこのようなやり取りがあったというわけではなく、あくまでも想像であり実際のところどのような経緯でゲームが出来上がっていったのかというのは定かではない。

プロデューサーが実際に「んほぉ〜たまんねぇ〜」などと言っていたわけではない。
しかし事の発端となった「その感情」がすべてを引き起こした元凶とされており、騒動を端的に表す1フレーズとして広まっている。

使用例

小松未可子に関する話題の際には「んほぉ〜」や「たまんねぇ〜」がとりあえず書き込まれる。
また、「形になってきた」ものに対してそれ一つで全てをぶち壊すような要素をぶっこんでくるような展開をこのフレーズを用いて表現するスレが多々建てられている。
中には有能な人物による助言というパターンもあったりする。

実際の改変例
スタッフ「このゲームも形になってきたな!」 絵師「んほぉ~このコスプレイヤーたまんねぇ~」

スカウト「ドラフトの方向性も固まってきたな!」 金本「んほぉ~この大山って選手たまんねえ~」

相撲協会「番付編成も形になってきたな!」横審「んほぉ~この稀勢の里たまんねえ~」

FFスタッフ「よし10−2も形になってきたな!」プロデューサー「んほぉ~倖田たまんねえ~」

ワイ「この口内炎も小さくなって来たな!」ワイ「んほぉ~この唐揚げたまんねぇ~(ガリッ)」

ミスチル「この曲も形になってきたな!」小林武史「んほぉ~このアレンジたまんねぇ~」

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