攻撃力はさほどでもない
読み : コウゲキリョクハサホドデモナイ
「攻撃力はさほどでもない」はテレビゲームなどにおいて攻撃力が高いキャラクターに対して用いられる言葉。
「◯◯はさほどでもない」とすることで「◯◯」の逆の意味を表す。
攻撃力はさほどでもないの元ネタ・意味
このフレーズはニンテンドーDS用ゲームソフト『世界樹の迷宮』が元ネタ。
ゲーム内で登場する敵モンスターの「アーマービースト」の情報を図鑑で確認すると、アーマービーストの説明分には以下の様に書かれている。
まるで鎧のような硬度の皮膚を持つ獣。倒すことは難しいが、攻撃力はさほどでもないので、危険性は少ない。
と、このようになっているのだが、実際には非常に攻撃力が高く、しかも大量に出現するためプレイヤーを悩ませるモンスターとなっている。攻撃力は298となっており、これはゲーム内ではボス並の数値である。
このようなことからこの「アーマービースト」というモンスターのことを「攻撃力はさほどでもない」あるいはゲーム内でモンスター情報を記録しているという設定のキャラ・オレルスの事を「さほどでもないさん」などと呼ぶ。
説明文からして攻撃力の数値を間違えたのではないかという説が有力であるが、公式のポッドキャストでは設定ミスというわけではなく、説明文を作成した人物とゲームのバランス調整をした人物が別であったことから矛盾が生じてしまったと話している。しかしそれにしても他のモンスターよりも明らかに攻撃力が高いことからミスを誤魔化した発言という見方も強い。
また、続編の『世界樹の迷宮4』でも同じくこのアーマービーストが登場するが、その説明文は「鎧のように硬い皮をまとっているが、防御力はさほどでもない。むしろ硬さを攻撃に活かしてくる為、非常に危険。」と書かれており、公式にネタにしているふしもある。気になる攻撃力は低く設定されている。