ベタ踏み坂

読み : ベタブミザカ

ベタ踏み坂の場所・意味

「ベタ踏み坂」はダイハツの軽自動車・新型タントカスタムのCMで話題になった坂で、島根県に実在する。CM内で「ベタ踏み坂」と呼ばれているのは、島根県江島と鳥取県境港市を結ぶ江島大橋。全長1.4km・高さ約44m・勾配6.1%の大きな橋で、坂の勾配が急であるため自動車のアクセルをベタ踏み(アクセルペダルを底まで踏みこむ)しなければのぼれない、ゆえに「ベタ踏み坂」という別名で呼ばれている。しかし、地元の人は「ベタ踏み坂」と呼んでいないそうなのでCM内での造語であると思われる。

登場人物は豊川悦司扮するチーフディレクターと綾野剛扮する若手エディター(と菅野美穂扮するカメラマン)。
チーフディレクターが「業界ではここをベタ踏み坂と呼ぶんだ」と説明し、「どうだ、ベタ踏みだろ?」と問うが、若手エディターは「いいえ」と答える。軽自動車は力が弱いため「ベタ踏み坂」のような急勾配の坂ではベタ踏みしないとのぼれないが、新型タントカスタムは馬力があるのでベタ踏みしなくても急勾配の坂をのぼれるんだぜ、という内容のCMである。

本CMが放送されてから江島大橋は「ベタ踏み坂」と呼ばれるようになり、急勾配ぶりを体験しようと観光客が急増。
写真の角度によってとんでもない急勾配に見える。実際はベタ踏みしなくてものぼれるようだが、雪が降って坂が凍結している時は注意が必要。
ベタ踏み坂-
ベタ踏み坂

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