卒婚
読み : ソツコン
卒婚とは・意味
卒婚は婚姻関係にある夫婦がそれぞれの人生を歩むという生活形態のことである。離婚とは違って籍を抜かず戸籍上の夫婦関係は継続しつつ、お互いが干渉しないライフスタイルのことを指す。
「卒婚」という言葉は、フリーランスライターの杉山由美子の『卒婚のススメ』という本で使用された造語である。
「離婚」の場合は一般的には夫婦関係が破綻したことで籍を抜いて関係を解消するが、「卒婚」の場合は籍はそのままでありながら夫婦の関係を前向きに見直し、それぞれが自由に生活を楽しむ。世間体のために婚姻関係を継続する「仮面夫婦」とは異なり、関係は良好なのが一般的である。同居の場合や別居の場合があったりなどその関係は様々。
子供の就職などによる独立や定年退職がきっかけとなることが多いという。
芸能界では清水アキラや加山雄三が卒婚状態であることを公表している。また、大相撲の元貴乃花が河野景子との離婚について「結婚を卒業した」と表現。貴乃花は元婦人との関係が良好で円満離婚であったことを表現するためこのような表現したが、この場合は離婚届を提出し籍を抜いているので「卒婚」とは異なる。