春の大山。打つんだ。

読み : ハルノオオヤマ

「春の大山」は、プロ野球選手・阪神タイガース大山悠輔のことを綴った詩のこと。

2019年5月13日、ある小学生の詩がTwitterで投稿され、これが話題に。

「春」を題材にした詩として書かれた「春の大山」というこの詩、タイトルだけ見ると「大きな山」を想像するところだが、実際には阪神の大山選手への思いが綴られている。

あったかいし6時だ。
サンテレビを見よう。
西のピッチングに、近本のヒット。
でもこれがいちばん、春の大山。
ホームランに、ヒット たまにダブルプレイ。
まあまだ春だから。
春の大山
打つんだ。

今日はあつい、6時だ。
サンテレビを見よう
岩田のピッチングに、糸井のヒット。
でも今日はだめ、春の大山。
ダブルプレーにキャッチャーフライたまに相手のエラー。
でもだいじょうぶ春だ。
春の大山。
打つんだ。

画像をよく見るとうっすらとバックに黄色い文字で「OHYAMA YUSUKE」と書かれている点も見逃せない。

大山が良い時も悪い時も応援する少年の姿勢から大山への深い愛が感じられるこの詩は、多くのいいねやリツイートで拡散。Twitter上で人気となると、ネットニュース等でも取り上げられ大きな話題に。ネットでは「文才ある」「泣ける」「声に出して読みたい」「野球ファンとはこうあるべき」といった称賛の声が相次いでいる。

名キャッチコピー「6時だ。サンテレビを見よう。」、サンテレビの公式アカウントもこれを引用。

阪神公認の栄養ドリンク「エナジータイガースV」の公式アカウントからは、大山のポスターが送られた。

エッセイストの能町みね子も「完璧」と絶賛。

ちなみに、詩にあるような「西が投げて大山がホームランを打った試合」や「岩田が投げて大山がダブルプレーとなった試合」というのはこの日までには無かったので、少年は実際の試合に沿って書いたというわけではなく、彼の頭の中で躍動する選手たちを想いながらこの詩を書いたのだろう。

そう考えると、想像の中で活躍する他の選手よりも、活躍しなくても大山を一番に応援しているという少年の気持ちがより伝わってくる気がする。

大山の打席で「打つんだ」

この詩が話題となった5月14日、阪神は東京ドームでの巨人戦。残念ながら6時からサンテレビの中継はなかったが、TwitterやなんJの実況では、大山が打席に立つ度に「春の大山打つんだ」の投稿が多く見られた。

他の選手でも使える。

朗読、歌にもなる

「春の大山」をサンテレビの野球中継を担当するアナウンサーが朗読したり、にまでなっている。

詩にメロディーを付け、歌っているのは同じ阪神・梅野選手の登場曲を歌っているシンガーソングライターのBigfumi。

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