鉄拳(ピン芸人)

読み : テッケン

鉄拳はよしもと所属のピンで活動しているお笑い芸人。本名は倉科岳文(くらしなたけふみ)。ブログのタイトルは「超未来戦士鉄拳のブログ」。元々はプロレスラー志望で大仁田厚が設立したプロレス団体・FMW(2002年に倒産)に所属していたこともあり、俳優を目指して「劇団東俳」に所属していたこともある。1997年にお笑いプロダクション「オフィス★怪人社」に入団し、個人事務所「鉄拳社」を設立するもマネージャーが退社したことで業務を1人でこなすうちに体調を崩し、吉本興業に移籍することとなった。

スケッチブックに書いた自筆の絵をめくりながら「こんな○○はいやだ」というセリフを放ち、ブラックユーモアを含んだ芸風で知られており、滑舌が悪いがそれも鉄拳らしさと言える。極めて平面な絵だが、『週刊ヤングマガジン』のちばてつや賞を受賞したこともあり、ストーリー性のあるパラパラ漫画は高い評価を得ている。ちなみにスクウェア・エニックスのゲーム『半熟英雄(はんじゅくヒーロー)』シリーズにボスキャラとして登場している。

芸名はバンダイナムコゲームス(旧・ナムコ)の3D格闘ゲーム『鉄拳』が由来。以前に所属していた「オフィス★怪人社」に入団する際、頭は『鉄拳』のキャラクター・三島平八をモデルにした逆モヒカン、メイクはロードウォリアーズ(アメリカ合衆国のプロレスラータッグ)というスタイルで社長のIKKANに「鉄拳親父」という芸名で活動したいと告げたところ、「親父は省いていい、鉄拳でいこう」と言われたため芸名が鉄拳となった。

『鉄拳』の登場キャラクター・三島平八
三島平八

メイクの元ネタになっているロードウォリアーズ。

パラパラ漫画での再ブレイク

1997年ごろにスケッチブック芸(?)でブレイクし著書もベストセラーとなったが2000年以降はトーク全盛期に入り、トークスキルのない鉄拳は芸人を続けていくのが厳しくなり、パラパラ漫画の仕事を最後に芸人を辞めようと思っていたそう。テレビの企画で作成したパラパラ漫画『振り子』のBGMとしてイギリスのロックバンド・Museの『Exogenesis: Symphony Part 3』を使用。YouTubeにアップしたところ「感動した」「涙が止まらない」との声が届き、100万回を越える再生回数を記録。その動画の存在をMuse本人たちが知り、公式ミュージックビデオとして使用したいとの依頼が舞い込み、全世界で配信されることとなった。『振り子』のオリジナルは3分だが、曲の長さに合わせて約1分30秒分のコマを新しく追加している。

【参考】再ブレイクの鉄拳「去年まで芸人辞めるつもりでいた…」

BGMとして使用された『Exogenesis: Symphony Part 3』収録アルバム『The Resistance』

RAM WIRE×鉄拳

ヒップホップグループのRAM WIREはパラパラ漫画『振り子』を観て感動し、『名もない毎日』のPVを鉄拳に依頼しコラボが実現。鉄拳が曲に合わせてパラパラ漫画を制作。このPVもまた「泣ける」と話題を呼び、鉄拳はパラパラ漫画芸人として完全に再ブレイクを果たした。

『鉄拳パラパラ漫画作品集 第一集』:『振り子』『名もない毎日』など5作品を収録

《こちらのネタもどうぞ》

マンガ・アニメ・音楽・ネット用語・なんJ語・芸名などの元ネタ、由来、意味、語源を解説しています。

Twitter→@tan_e_tan