もぐもぐタイム
読み : モグモグタイム
もぐもぐタイムとは・意味
もぐもぐタイムとは、ご飯やおやつを食べる時間を意味する。「もぐもぐ」は物を噛んで食べる様子を表す擬音語。
もぐもぐタイムは、2018年の平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表がきっかけで広まっていった言葉。
カーリングではハーフタイムに食事をとることが許可されており、水分補給の他にお菓子を食べることもできる。平昌五輪の代表チームであったロコ・ソラーレのメンバーは、ハーフタイム中にエネルギー補給のためにお菓子を食べながら作戦会議をしていたのだが、その様子が話題となり、ネット上で「もぐもぐタイム」と呼ばれるようになった。
それ以前にも、もぐもぐタイムという呼称は存在したが、カーリング女子日本代表が銅メダルを獲得する躍進を見せたこと、「そだねー」という北海道弁が注目されたことも相まって、冬季五輪が開催された2018年頃から、もぐもぐタイムがネット上でも広く使われるようになった、という経緯がある。
もぐもぐタイムは、ユーキャン主催の「新語・流行語大賞2018」でノミネート語30のひとつに選出。年間大賞は「そだねー」であったため、大賞獲得には至らなかったが、この年はカーリング日本代表から2つも流行語が生まれた。
旭山動物園のもぐもぐタイム
旭山動物園では、カーリング女子日本代表がきっかけで広まる前から「もぐもぐタイム」を導入していた。
旭山動物園は北海道旭山市にある動物園で、動物たちの自然な生態を来園者に観てもらうための「行動展示」を導入している。その行動展示の一環として導入されているのが、動物たちに餌を与える様子を飼育員の解説付きで観られる「もぐもぐタイム」。
各動物の食事時間はスケジュール表で確認できるようになっていて、たとえば、以下のように書かれている。
11:00 【もぐ】ヤギ
11:15 【もぐ】ホッキョクグマ
13:15 【もぐ】レッサーパンダ
13:30 【もぐ】ホッキョクグマ
【もぐ】はもぐもぐタイムのことで、飼育員が餌を与えながら、その動物の特徴や生態などを解説してくれる。一日に2回もぐもぐタイムがある動物もいるようだ。
もぐもぐタイムは当日の朝に決定し、10痔頃に公式サイトで公開される。