リアコ
読み : リアコ
【目次】
リアコとは – 意味
リアコとは、「リアルで恋(コイ)している」の略である。
「リアル(現実)で恋している」といっても、身近な相手に恋するという意味ではない。アイドルや俳優などの遠い存在に対し、本気で恋をしているという意味である。偶像としてのアイドルを好きという次元を超え、本気で恋愛対象とするのが「リアコ」。
アイドルや俳優は現実に存在しているものの、手が届かない存在なので、多くのファンは非現実な存在として考える。「好き」といっても現実的な好きではなく、憧れとしての好きという気持ちが強い。
それに対しリアコは、アイドルに対する好意が増幅した結果、「現実的な好き」=「リアルで恋をしている」という感情に発展している。他のファンと比べると対象への気持ちが強く、同担拒否(後述)する人も多い。
リアコ=ガチ恋
リアコは、「ガチ恋(ガチで恋する)」と同義語である。ガチ恋は性別問わず使われるが、リアコは女性が使う場合が多い。
「リアル(現実)」と「ガチ(本気)」は意味が異なる言葉だが、芸人の出川哲朗がよく使う「リアルガチ(ガチを強調する表現)」という言葉の影響か、「リアル」を「ガチ」の上級表現、あるいは同等の意味で使う人もいるようだ。
リアコ女子とは
リアコ自体が女性ファンを指して使うことが多いが、リアコ女子と性別を断定する表現もある。アイドルや俳優と付き合っている妄想をしたことがある方も多いと思うが、ガチ(本気)で付き合いたいと考えている人をリアコ女子と呼ぶ。
リアコ女子の定義ははっきり決まっていないが、主に地下アイドルや舞台俳優に本気で恋をする女性ファンを指すようだ。
リアコ女子に多い同担拒否とは
リアコ女子は、同担拒否が多いといわれる。同担は「同じ担当」を略した言葉で、「同じ相手を好きなファン同士」という意味。
同担拒否は、「同じ相手を好きな人と絡むことを拒否する」という意味である。同担の人とは絡みたくないという意思表示するときに使う。
※「担当」は、自分が好きなアイドルを指す時に使う表現。たとえば、嵐の櫻井翔くんのファンであるなら、「翔くん担当」や「担当は櫻井翔くん」といったように使う。
リアコ女子に同担拒否が多いのは、本気で恋をしているがゆえに、同じアイドルや俳優を好きな人を仲間ではなく、恋のライバルとみなすから。男女が付き合うのは一対一と考えるのが一般的なので、恋のライバルである同担とは絡みたくないと考えるリアコ女子は多いようだ。
ただし、同担歓迎のリアコ女子もいるので、必ずしもリアコ女子=同担拒否というわけではない。
補足:
「担当」は、もともと、ジャニーズファンが自分の好きなメンバーを示す言葉として使われはじめた。現在はジャニーズに限らず、好きなアイドルや推しメンを指して使われる。
リアコの用例・使い方
「リアコ」は「本気で恋をしている」という意味であるが、ガチではなく、軽い意味で使っている人も多い。リアコであるが同担は歓迎という人もいるので、全員がガチというわけではない。
リアコの使い方の例
「リアコだけど同担さんも歓迎〜☆」
「●●くんがかっこよくてリアコすぎる…」
「秒でリアコになってしまった」
「リアコ同担拒否なので他担の方限定です!」
「リアコですが、同担〇 他担◎」
※「他担」は「他の人を担当」の略