開けろ!デトロイト市警だ!
読み : アケロデトロイトシケイダ
【目次】
開けろ!デトロイト市警だ!とは
「開けろ!デトロイト市警だ!」は、Twitterなどネットで使われているフレーズ。
ドアをノックした際や、何か悪いことをしてそうな相手に対して、特に意味もなく言ってみたり、など様々なシチュエーションで使用されている。
開けろ!デトロイト市警だ!の元ネタ
このフレーズの元ネタとなっているのは、2018年に発売されたPS4用ゲームソフト『デトロイト ビカム ヒューマン』での1シーン。
主人公のコナーは、警察のサポートのために作られた男性型のアンドロイド。14話「鳥の巣」で、警部補のハンクと共に捜査をするコナー。
空き家のはずの部屋から物音が聞こえるとの情報をもとに、その部屋を訪れた二人。ドアをノックし「すみません」と声をかけるも応答がなかったため、声を荒げて叫んだのが「開けろ!デトロイト市警だ!」である。
こちらがそのシーンの動画
普段は落ち着いた雰囲気のコナーがいきなり大声を出すこのシーン、ネットでは「開けろ!デトロイト市警だ!(クソデカボイス)」や「クソデカボイスコナー君」などとしてネタ扱いされるようになった。
屋外のつもりで収録された
コナーを演じた声優の花輪英司は、ゲストとして参加したオフ会で当時の収録について語っている。
収録当時はまだゲーム映像が完全に出来上がっておらず、どういう状況なのかわからず台本などから想像して演じていた。そのため、この「開けろ!デトロイト市警だ!」のシーンも屋外のシーンだと思って収録していたのだという。「すみません」と「開けろ!」の台詞もわざとテンションにギャップをつけて演じていたのだそうだ。
参考:【レポート】第一回『デトロイト ビカムヒューマン』オフ会 – 全タイパワード
英語版での台詞
『デトロイト ビカム ヒューマン(Detroit: Become Human)』はアメリカで開発されたゲームであり、日本版はそれをローカライズしたもの。なので、「開けろ!デトロイト市警だ!」にも元となった英語の台詞がある。
それがこちら。
英語版は「Anybody home?」「Open up! Detroit Police!」という台詞で、台詞自体に大きな違いはない。
比べて聴いてみると、日本語版の「すみません」はおとなしめの声だが、英語版では「Anybody home?」の時点ですでにそれなりに大きな声で、「Open up! Detroit Police!」とそれほど差はない。やはり日本語版の「開けろ!デトロイト市警だ!」の部分だけがやたら力の入ったクソデカボイスになっており、ネタにされるのも頷ける。