JOSHUA TREE

読み : ヨシュア・トゥリー

『JOSHUA TREE(ヨシュア・トゥリー)』はアイルランド出身のロックバンド・U2のアルバム(1987年3月9日リリース)。
このアルバムは全世界で2,000万枚を売り上げ、グラミー賞で「最優秀アルバム賞」「最優秀ロック・グループ賞」を獲得したU2の代表的アルバム。
同アルバム収録の『Where the Strees Have No Name』は「最優秀パフォーマンス・ミュージック・ビデオ」を受賞。
「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500」では
アルバムのジャケットはアントン・コービンが撮影。

ヨシュア・トゥリー

『JOSHUA TREE』というアルバム名の由来は、
アメリカ南西部の砂漠に生えている「Joshua Tree(ユッカの樹)」。
アルバムの歌詞カードの裏面にが写っている木が「Joshua Tree」。

旧約聖書に登場する「Joshua(ヨシュア)」

「ヨシュア」はモーゼの従者でありヌンの子として旧約聖書に登場する。
(「ヨシュア」は古代ヘブライ人の指導者・預言者)
「ヨシュア記」において「ヨシュア」は、主の声に従って「Joshua」は民を安息の地へと導いていく姿が描かれている。

『Bullet The Blue Sky』が生まれた背景

『Bullet The Blue Sky』、直訳すると「青空を撃て」。
この曲はボノと妻のアリソンが中米を訪れた際、銃撃戦に巻き込まれそうになったことがきっかけとなった生まれた。
『Bullet The Blue Sky』の歌詞はアメリカ政府(当時の大統領はレーガン)によるニカラグア政策(コントラ支援)を告発する内容。
反政府がアメリカの援助を受けてエルサルバドル左翼政権の転覆を画策したことについて言及している。
ボノはエッジにこう言った。
戦争をアンプに通してくれ

『Mothers Of The Disappeared』とチリの行方不明事件

『Mothers Of The Disappeared』はチリのピノチェト政権下における行方不明者とその母親たちについて歌っている。
意訳すると「姿を消した男の母親たち」。
1998年の「POPMART」ツアーの開催地のひとつ・チリの首都サンティアゴでは行方不明になった母親たちをステージに上げ、行方不明事件についてステージ上から訴えかける場を設けている。
行方不明になった愛する息子の顔写真を掲げる母親たち。
ボノは優しくしかし強く訴えかけるように『Mothers Of The Disappeared』を歌う。

2006年の「Vertigo」ツアーではアルゼンチンのブエノスアイレスで「POPMART」ツアーでステージに上った母親の代表とU2のメンバーが再開。
The Edgeが南米アンデス地方の民族楽器・チャランゴを弾いて『Mothers Of The Disappeared』を演奏。
ボノは『世界で最も美しい母たちへ』と冒頭で語っている。

One tree Hillの由来 
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