Joy Division
読み : ジョイ・ディヴィジョン
Joy Divisionはイギリス・マンチェスター出身の4人組のバンド。
1970年代後半のポストパンクを代表するバンド。
【目次】
Joy Divisionの由来・意味
Joy Divisionはナチス・ドイツの強制収容所内に存在した慰安所を意味し、
イェヒエル・デ・ヌールの小説『The House of Dolls(邦題:ダニエラの日記)』の一節が由来となっている。
元々はStiff Kittens(スティフ・キトゥンズ)というバンド名をバズコックスのマネージャーから命名されていたが、Warsaw(ワルシャワ)というバンド名に変更。
(『Warsaw』はデビット・ボウイのアルバム『Low』の収録曲)
しかし似たようなバンド名があったため、ヴォーカルのイアン・カーティスがJoy Divisionと名付けた。
イアン・カーティスの死
鬱病と癲癇(てんかん)を患っていたこと、
妻と愛人の問題という悩みを抱えていたこと、
バンドの成功と共に多忙を極めていったこと、
これらがイアン・カーティスの精神的負担となり、
1980年4月7日にツアー中に自殺を計った。
幸い一命は取り留めたものの、
翌月の5月18日、自宅で首を吊って自殺した(享年23歳)。
一人でもメンバーが欠けた場合、Joy Divisionとしての活動を行わないという約束をイアンと交わしていたため、
残されたメンバーはNew Order(ニュー・オーダー)として活動を行なっている。
イアンの自殺の訃報を聞いた際の心境を『Blue Monday』という曲で綴っている。
映画『Control(コントロール)』
イアン・カーティスの一生を描いた映画『Control(コントロール)』が2007年の公開された。(監督アントン・コービン、主演サム・ライリー)