RobiHachi(ロビハチ)
読み : ロビハチ
RobiHachi(ロビハチ)の由来・元ネタ
アニメ『RobiHachi(ロビハチ)』は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』をモチーフとした作品。一部の登場人物の名前は、『東海道中膝栗毛』が元ネタになっている。
ロビー・ヤージ → 弥次郎兵衛(やじろべえ)
ハッチ・キタ → 喜多八(きたはち)
JPS-19 → 十返舎一九(じっぺんしゃいっく)
ヒザクリガー → 東海道中膝栗毛
弥次郎兵衛と喜多八は、『東海道中膝栗毛』の主人公。ロビーとハッチは彼らの名前が由来である。
ロビー家のサポートロボット・イックことJPS-19(ジェーピーエス・ワンナイン)は、『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九が由来。
合体ロボのヒザクリガーは、お察しのとおり『東海道中膝栗毛』が由来である。一話の最後にテロップで「ロボットアニメではありません(たぶん)」との説明があったので、ロボアニメではないようだ(たぶん)
『東海道中膝栗毛』をモチーフにしていることは、制作陣が公表している。
→参考:『RobiHachi』制作発表会 番組レポート
ロビーとハッチの二人の関係性やストーリーは『東海道中膝栗毛』に沿っているわけではないが、珍道中を描く作品という点は共通している。
ロビハチが目指している伝説の惑星「イセカンダル」は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の惑星「イスカンダル」が元ネタになっていると思われる。
『東海道中膝栗毛』とは?
『東海道中膝栗毛』は、江戸時代後期の戯作者・十返舎一九が書いた滑稽本である。
※戯作(げさく)は、江戸時代後期の通俗小説(大衆向けの小説)のこと。
※滑稽本(こっけいぼん)は、江戸時代後期の戯作の一種で、庶民の生活を会話を主体とした文書で描いた作品。
『東海道中膝栗毛』は、弥次郎兵衛と喜多八の「弥次喜多コンビ」が東海道を旅をする話。名所旧跡をたずねながら、道中でイタズラをして騒ぎを起こしたり、冗談を言い合ったりしながら面白おかしく旅をする。
タイトルの「膝栗毛(ひざくりげ)」は、自分の膝を馬の代わりにして旅をする、つまり徒歩での旅行を意味する。「栗毛」は栗色の馬のこと。
しりあがり寿のマンガが原作で、宮藤官九郎が監督と脚本を手がけた映画『真夜中の弥次さん喜多さん』も、『東海道中膝栗毛』をモチーフにした作品。