見殺さナイン

読み : ミゴロサナイン

見殺さナインとは・元ネタ

「見殺さナイン」はマンガ『賭博覇王伝・零』に登場する言葉。
このマンガは簡単に言えば、高いIQを持つ主人公の零がギャンブルが強いやつを決める大会に出場するという話。

様々なアトラクションをクリアする必要があるのだが、その中で『魔女の館』という21人の参加者が必要なアトラクションに挑むことに。仕方なしに大勢のモブキャラを引き連れてこれに挑む零。

提示されたヒントから暗号を解き、二桁の数字を入力するというゲームが行われる。制限時間があり失敗すれば全員が殺されるという過酷なゲーム。零はその暗号の答えはルート2の値であることを突き止める。正確にはルート2の値の小数点以下9桁目と10桁目の2つの数字が答えとなる。
ルート2の値というと「ひとよひとよにひとみごろ」という語呂合わせで覚えられているが、これだと「1.41421356」で8桁目までしかわからず、それ以降を覚えている者などいない。そこで零は地道な計算によって答えを出そうとする。

見事な計算方法によって答えに近づく零であったが、残り時間も少なくなっていくなかで周りの無能モブキャラ達は焦り出す。その中の一人がそんな計算など必要なく、答えは語呂合わせなのではないかと言い出す。「35642」で「見殺しに」なんじゃないのか?いや「35640」で「見殺しゼロ」なのでは?などと語呂合わせで答えを導き出そうとする。

そしてモブの中の一人が言い出したのが「35639」で「見殺さナイン」なのでは?というもの。この答えに他のモブキャラも「おおおっ・・・!」とまるで答えを見つけたかのように雄叫びを上げる。「39」という数字は他の部分でもさもヒントのように数字が並んでいたこともあり(実際には関係なかった)それと一致していることから「見殺さナイン=39」こそが正解だと意気上がるモブ達であった。結果どうなったかは是非作品を読んでいただきたい。

制限時間=死が刻一刻と迫る中で答えの出ない極限の心理状態からこのアホみたいな語呂合わせが正解であると疑わず「見殺さナイン!!」と連呼するモブ達が非常に印象的なのである。

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