おれの名をいってみろ
読み : オレノナヲイッテミロ
「おれの名をいってみろ」は相手に己の強さや権力を振りかざす時に使う言葉。
「俺の名を言ってみろ」「俺の名前を言ってみろ」など表記ゆれがある。
おれの名をいってみろの元ネタ
「おれの名をいってみろ」はマンガ『北斗の拳』の登場人物・ジャギのセリフが元ネタである。
ジャギは北斗神拳伝承者候補の一人で、主人公のケンシロウの義兄であるが、弟のケンシロウに実力で劣っていること、顔面を変形させられるほどの傷を負わされたことが許せず復讐心を抱いている。
盗賊集団・牙一族や野盗軍団・ジャッカル一味を滅ぼしたことでケンシロウが救世主と崇められていることを利用し、ジャギは救世主としてのケンシロウの象徴である胸の7つの傷を模した傷を自らの胸に刻み、黒いヘルメットで顔を隠した状態でケンシロウの名を語って悪事を働き、ケンシロウをおびきだそうとする。
単行本第5巻「凶悪なるまなざし!」にて、女性がチンピラに襲われそうになったところにジャギが現れ、登場するなり胸の7つの傷を見せながら「おれの名をいってみろ」とチンピラに問う。これがジャギの初セリフ。
その後も「もう一度だけチャンスをやろう!おれの名をいってみろ!!」「フフフッ・・・おまえら~~~おれの名をいってみろ!!」としつこいぐらい名前を言わせようとする。
さらに同巻・次話の「死闘への旅立ち」は最初の一コマ目で「おれの名をいってみろ~~~」とジャギが民間人に迫っているシーンで始まる。
ちなみに最初にチンピラに絡まれていた女性はジャギが連れ去ってしまった。
悪いお兄ちゃんである。しかし、最終的にケンシロウにボッコボコにされる。
ジャギは他に「兄よりすぐれた弟など存在しねぇ!!」という名言も残している。別記事で解説。
→兄より優れた弟など存在しない