それ以上いけない

読み : ソレイジョウイケナイ

「それ以上いけない」は文字通り、それ以上はやめておけという制止の意味で使われる言葉。

それ以上いけないの元ネタ

「それ以上いけない」はマンガ『孤独のグルメ』(原作・久住昌之 / 作画・谷口ジロー)の第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」におけるセリフが元ネタになっている。
主人公の井之頭五郎(いのがしらごろう)は洋食屋に入った際、留学生の店員を説教しまくる店主に辟易し苦言を呈す。しかし店主が逆ギレして五郎を手でドンッと小突くが、五郎は逆に店主にアームロックをかける。痛がる店主を見て留学生がカタコトの日本語で「それ以上いけない」と五郎を制止。ここから「それ以上いけない」というカタコトの日本語が使われるようになった。

それ以上いけないのAA
それ以上いけない

もう少し詳しく解説すると、五郎はランチタイムにある洋食屋に入るが、お客さんがいるにも関わらず店主がカタコトの日本語を話す留学生の店員を何かにつけて説教をしていた。その光景に五郎は食欲をなくし店主に苦言を呈すると、店主は「出て行け ここは俺の見せだ」と五郎を掌でドンッと小突く。すると店主は逆に五郎にアームロックをかけられてしまい「痛い、お、折れるぅ~・・・」と痛がった。ここで怒鳴られていた店員がカタコトの日本語で「それ以上いけない」というセリフを発した。その言葉を受けて五郎は店主にかけていたアームロックを解除。
定食を完食することなく店を出た五郎は「それ以上いけない」と発した店員の目を思い出しながら「いかんなぁ・・・」とつぶやく。

※五郎の祖父は古武術の館長であるため、五郎は古武術を叩き込まれていたので店主の暴力に対し関節技(アームロック)で反撃をすることができたのだ。
この洋食屋は大山町に実際にある洋食屋がモデルになっているのだが、マンガに登場するような横暴な店主はいない。

第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」が収録された単行本

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