ASMR

読み : エイエスエムアール

ネットでよく見かける『ASMR』という言葉。特にYoutubeやニコニコ動画などの動画サイトで多く見られる。

頭や首、脳のあたりがゾクゾクして気持ちよくなりリラックスできるような現象・感覚のことを指す。また、そのような現象を引き起こす音声や動画のことをASMRと呼ぶ。
動画を見ることでリラックスしてよく眠れるということで、睡眠導入を銘打ったASMR動画が多数存在する。

主にそういった「音」に対してこう呼ばれており耳かき動画や生活音など「音フェチ動画」=「ASMR」と思われがちだが、実際は音に限定した言葉ではなく視覚を刺激する映像やあるいは実際に触れて触覚で感じるものもASMR。

どんな音や刺激に対して心地よく感じるかというのは人それぞれなので、万人に共通するASMRというものはない。
「大人気のASMR動画」と期待して見てもガッカリする可能性も大いに有り得る。逆に他人がなんとも思わないものでASMRを感じることもあるだろう。

ASMR: Soft Spoken and Whispered Role Plays

ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略

この名称はジェニファー・アレンという女性が名付けたもので、それ以前には「brain orgasm」や「head orgasm」「brain massage」「brain tingles(うずき)」「head tingles」といった名称が用いられていた。「brain(脳)」や「head」「orgasm」といった単語でASMRよりはわかりやすい表現に思える。

しかし、ジェニファー・アレンはわかりやすい言葉よりもあえて臨床用語を用いたことでこの言葉や考えが広まったと考えているようだ。
参考:https://asmruniversity.com/2016/05/17/jennifer-allen-interview-coined-asmr/

日本語でのASMRと読み方

いまのところ「ASMR」に対するはっきりとした日本語訳が存在しないが、Google翻訳で日本語にしてもらうと『自律感覚子午線応答』と出てくる。しかしここでの「meridian」は子午線という意味ではなく「絶頂」の方なので直訳するなら「自律感覚絶頂応答」「自律感覚絶頂反応」あたりが適当と思われる。

また、なんと読むのかという話になった場合そのまま「エーエスエムアール」と読む派が多いが、ネイティブの発音っぽく「エイセマー」と読んだり、「浅村(アサムラ)」と読む派も存在している。西武ライオンズ浅村選手の応援歌で気持ちよくなる人も中にはいるだろう。

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