やろう、ぶっころしてやる

読み : ヤロウ、ブッコロシテヤル

「やろう、ぶっころしてやる」は ブチ切れた時に発する言葉。ぶっそうな言葉なので使いドコロには注意。

やろう、ぶっころしてやるの元ネタ

「やろう、ぶっころしてやる」には元ネタが2つある。
1つは『ドラえもん』の単行本5巻「ドラえもんだらけ」で発したドラえもんのセリフ。
もう1つは映画『コマンドー』で主人公のジョン・メイトリックスの元部下のベネットのセリフ。

やろう、ぶっころしてやる

「ドラえもんだらけ」にて、ドラえもんは好物のどら焼きにつられてのび太に宿題を押し付けられたが1人ではできないということで、タイムマシンで2時間後、4時間後、6時間後、8時間後の未来から合計4人の自分を連れてくることに
人手は増えるが結局自分がやることに変わりなく、しかもそれぞれの時間に応援に行かなければならず結局5回宿題をやるハメになるので、先の未来のドラえもんほどクタクタになっている。
2時間後、4時間後、6時間後の自分を連れてきた後、残るは8時間後の自分を連れてくるだけとなったが、宿題を何度もやらされた8時間後のドラえもんはブチ切れていて、連れてくるなりスパナを持って「やろう、ぶっころしてやる」と自分に向かって暴言を吐いた。

さすがに「やろう、ぶっころしてやる」をテレビで流すわけにはいかないので、大山のぶ代版では「待て!このー!」に、水田わさび版では「いい加減にしろ!」に変更された。
ドラえもんは他にも以下のような暴言を履いている。

きみはじつにばかだな
日本じゅうがきみのレベルに落ちたら、この世のおわりだぞ!!
じゃ、ミサイルでもうちこんでやるか
ああ、ついにカンニングしたか

この中でも「やろう、ぶっころしてやる」は一番の暴言ではなかろうか。

映画『コマンドー』版の「やろう、ぶっころしてやる」

映画『コマンドー』のTBS版(ベネットの声は青野武)の日本語吹き替えではベネットが元上司のメイトリックスに挑発された時に「やろう、ぶっころしてやる!」と吹き替えられているが、テレビ朝日版(ベネットの声は石田太郎)では「こんな銃なんかいらねぇやぁ!!貴様を殺してやらああああああ!」と吹き替えられている。

TBS版とテレビ朝日版の両方収録

コマンドー<ディレクターズ・カット>日本語吹替完声版 DVD2枚組

TBS版が初めて放送されたのは1987年10月6日で、ドラえもんの第5巻は1974年12月1日に出版されているので、「やろう、ぶっころしてやる」の本家本元はドラえもんである。

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