あらかじめ決められた恋人たちへ

読み : アラカジメキメラレタコイビトタチヘ

あらかじめ決められた恋人たちへ(通称・あら恋)は、池永 正二を中心とした叙情派インストゥルメンタルユニット。
メロディオン(鍵盤ハーミニカ)とテルミンによる哀愁のあるサウンドに、轟音ダブ、シューゲイズを加えた楽曲が特徴。

池永 正二は、沖田 修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』、山下 敦弘監督の映画『味園ユニバース』の劇伴を担当するなど、作曲家としての活動も行っている。

あらかじめ決められた恋人たちへの由来・意味

あらかじめ決められた恋人たちへというバンド名は、田原 総一朗と清水 邦夫の共同監督による映画『あらかじめ失われた恋人たちよ(1971年公開)』が由来。バンドマスターの池永 正二は、このバンド名だとどんな音楽か想像できないこと、言葉の持つエネルギーがあったことを理由に挙げている。センチメンタルさを感じさせるバンド名は、叙情的なバンドのサウンドに通ずるものがある。

よく見ると、「失われた」→「決められた」の部分だけでなく、「たち」→「たち」となっている。

参考:あらかじめ決められた恋人たちへ インタビュー / CINRA.NET

『Back』


CALLING

映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』は、当時東京12チャンネルのディレクターだった田原 総一朗と、劇作家の清水 邦夫の共同監督・共同脚本で制作された。
主演は石橋 蓮司、出演は桃井 かおり、加納 典明、カルメン・マキなど。

舞台は北陸の田舎町。主人公の哮(たける)は棒高跳びでオリンピック候補にまでなったが断念し、かっぱらい強盗を繰り返していた。
そんな堕落した日々を過ごしていたある日、群衆の前で立っている、全身に金粉を塗った若い男女に出会う。哮はこの若い男女に魅了され、あとをつける。そして、後に2人は聴覚障害を持っていることに気づく。
ある夜、若い女が強姦に遭う事件が起こる。哮と若い男は報復のため、女を襲った若者を次々とナイフで刺していく…。
哮は若い男女に深く関わったものの、言葉を話せない2人の独自の世界に入り込めないもどかしさを感じていた。

以上が『あらかじめ失われた恋人たちよ』のあらすじである。
物語はこれから展開していくのだが、視聴する上でひとつ注意点がある

それは、本作は死んだ猫の顔のアップを撮影するために、加納 典明が実際に子猫を殺したというエピソードがあるからだ。劇中で殺しているわけではないが、殺した猫を映画に使っている事実に変わりはない。
このエピソードは加納 典明が自身の公式サイトで語っている。

※この情報は映画を視聴するにあたっての注意点であり、バンドを批判するために掲載したわけではないことを加えておく。

加納 典明による典明記
参考:加納 典明による典明記