ハンマーカンマー

読み : ハンマーカンマー

「ハンマーカンマー」はハリウッドザコシショウ古畑任三郎のモノマネをする際に用いるフレーズ。モノマネ中とにかく「ハンマーカンマー」を連呼する。

モノマネのネタそのものはもちろん、『人志松本の○○な話』や『水曜日のダウンタウン』での「坊主のお経、途中からハンマーカンマーになっていても気づかない説」、「店内BGM 有名曲が違う歌詞になっていても気づかない説」での徳永英明の『壊れかけのRadio』の替え歌、「替え歌最強トーナメント」などでも「ハンマーカンマー」を連呼してその度に話題になっている。

ハンマーカンマーの意味・元ネタ

古畑任三郎のモノマネをする芸人は多いが、「ハンマーカンマー」などと言っているのはハリウッドザコシショウ以外には存在しない。

そもそも、古畑は「ハンマーカンマー」など言っていないし、それっぽいセリフもない。ハリウッドザコシショウ言えば「誇張しすぎたモノマネシリーズ」が知られているが、これについては古畑の何かを誇張したわけでもない。

「ハンマーカンマー」の誕生は、ハリウッドザコシショウがまだ『G★MENS』というコンビで活動していた時代まで遡る。G★MENSは2002年に解散しているのでそれ以前の話しになる。

ライブで大御所芸人に大喜利を見てもらうという企画を行っており、その司会者だったチャンバラトリオの南方英二に、自分の答えについて「どう思いますか」と振ったハリウッドザコシショウ。

答えに悩んだ南方英二が、もごもごと「ううん、なんちゃらかんちゃら」とよくわからない返事をしたのだという。そのライブを撮影したビデオを一緒に出演していたケンドーコバヤシと見ていると、その場面を見たケンドーコバヤシが、「こいつ、『ハンマーカンマー』言っとるやないけ!」と指摘。この出来事から、ハリウッドザコシショウの中で「悩む=ハンマーカンマー」になったのだという。

その後コンビを解散しピン芸人になったザコシショウ、田村正和の記者会見を見て古畑任三郎のモノマネをしようと思いついたが、普通にやってもパンチが足りなかったので、後輩に相談したところ「悩む感じを出したらどうか」とアドバイスされる。そこで「悩む=ハンマーカンマー」を思い出し、古畑任三郎のモノマネに「ハンマーカンマー」を取り入れたのだそうだ。
参考:テレビっ子・ハリウッドザコシショウさんインタビュー #3

まとめると、「ハンマーカンマー」の誕生は南方英二とケンドーコバヤシのおかげであり、「ハンマーカンマー」という言葉に意味は無く、古畑任三郎とはまったく関係ない言葉だったということになる。

伊集院光も絶賛していた

こうして出来上がった「ハンマーカンマー」を初めてライブで披露した際、たまたま他の芸人を見に来ていた伊集院光がハリウッドザコシショウに衝撃を受け、後日自身のラジオ『深夜の馬鹿力』で「ハリウッドザコシショウが俺の心を打って止まなかった」と絶賛している。


この放送が2007年6月なので、かなり以前から「ハンマーカンマー」をやっているということになる。

2008年のハリウッドザコシショウのブログでも「ハンマーカンマー」で古畑任三郎のモノマネをやっていることが確認できる。

ちなみにこの投稿がブログの最初の投稿だったようだ。

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