逃げるは恥だが役に立つ
読み : ニゲルハハジダガヤクニタツ
『逃げるは恥だが役に立つ』は海野つなみ原作のマンガのタイトル。
2016年10月より、新垣結衣(主人公・森山みくり役)主演でドラマ化。
みくりの夫・津崎平匡(ひらまさ)は星野源が演じる。
『逃げるは恥だが役に立つ』のタイトルの由来
『逃げるは恥だが役に立つ』というタイトルは、ハンガリーのことわざ「Szégyen a futás, de hasznos.」が由来。
タイトルの由来は単行本の1巻のあとがきに書かれている。
原文である「Szégyen a futás, de hasznos.」をGoogle翻訳をかけると、「ラン恥を知れ、使えば便利に。」という意味の分からない翻訳になる。
エキサイト翻訳では「恥は、実行時に、役に立つ。」という翻訳に。
こちらの方が解釈しやすい。
他の翻訳ツールでは、「逃走中の恥、しかし、それは役に立つことがありえます。」という訳になったので、
「逃げることは恥だが、それは時として役に立つことがある」という意味に解釈できる。
単語ごとの意味はこちら。
Szégyen・・・恥
futás・・・走る、実行する、逃げる
(英語の「Runnnig」にあたる言葉、「Run」には「逃げる」という意味もある)
de hasznos・・・しかし、役に立つ
Google翻訳の「ラン恥を知れ」の「ラン」は「Run」のことだったのか。
なぜ「ラン」だけ英語で訳した、Googleよ。
単語の意味から推察するに、「Szégyen a futás, de hasznos.」を直訳したものが「逃げるは恥だが役に立つ」なのだろう。
元々がことわざなので翻訳しにくい部分があるし、ハンガリー語を知らないと正確な意図はつかみにくい。
登場人物の名前の由来
単行本化1巻のあとがきによると、植物や魚の名前など自然のものが由来となっている。
・みくりの家族(主に植物が由来)
みくり・・・実栗(ミクリ科の多年草)
母・桜・・・桜
父・栃男(とちお)・・・
栃は栃の木(ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹)のことだが、
作者が当時ハマっていた昼ドラ『赤い糸の女』の石母田栃彦(いしもだとりひこ)が由来
兄・ちがや・・・茅(かや、ちがや)、ススキなどの総称
ちがやの妻・葵・・・葵(あおい科の植物)
みくりの叔母(桜の姉)・土屋百合・・・百合(ゆり科ゆり属の多年生植物)
・津崎
津崎平匡・・・魚のヒラマサ(スズキ目アジ科)
※父が宗八、母が知佳なので、平匡のみ水系の由来
・平匡の同僚(自然関係の言葉が由来)
風見涼太・・・風
沼田頼綱・・・沼
日野秀司・・・日(太陽)