高度に抽象化されたこの図

読み : コウドニチュウショウカサレタズ

「高度に抽象化されたこの図」は、文字通りなにかの風景や状況、キャラクターなどを簡単な図形などで抽象化した図のこと。

「◯◯(何らかのカテゴリー)の人は、この高度に抽象化された図を見るだけで大体わかる。」といった構文で、一般的にはパッと見何が描かれているのかよくわからないが、見る人が見ればひと目で何を表現しているのかがわかる、という画像のことである。

特定の趣味や職業、住んでいる地域等、狭い範囲の人にしか伝わらないものもあれば、日本人ならだいたいわかるような範囲の広いものもある。

高度に抽象化されたこの図の元ネタ

一連のツイートの発端となったのは2019年3月23日に、まつり式部(@thgc_Mtd_h)というユーザーがツイートした以下のツイート。


「東京に住む多くの人は〜何が起きてるか大体把握できる。」とされ線で構成された簡単な図。東京在住の人であれば、文字や具体的な情報がなくてもこれだけで状況を察することができるというわけである。

ちなみに上記の画像は中央線・総武線で運転見合わせが起きていることを表しており、これが東京の人にとっては「あるある」なんだということがわかる。


この「高度に抽象化された図」のツイートはその特定のカテゴリーに当てはまらないとなんの画像かわからずモヤっとすることが多いが、リプ欄を見れば理解できることが多い。

人気の高度に抽象化された図

Twitterでは様々な「高度に抽象化された図」を見ることができる。一般人には何を表しているのか全くわからないものも多い。

特定の地域に住む人には伝わるシリーズ

特定の職業の人ならわかるシリーズ

オタクならわかるシリーズ

日本人ならだいたいわかるシリーズ

以前からあった「抽象化」画像

「高度に抽象化された図」という表現やTwitterでの流行は前述のツイートが元ネタとなっているが、「簡単な図形だけで何を表しているのかわかる」画像というと、漫画やアニメのキャラクターを色使いだけで判別できる画像が以前から度々話題になっており、目にしたことがある人も多いのでは。

様々なキャラクターが色使いで表現されている「Slice HEREOS(スラヒー)」は2017年頃に話題に。


こういったアート自体はもっと以前から存在していた。→いろいろなキャラクターを極限まで抽象化したピクセルアート

また、この話題で「現代アート先輩」を連想するという人も少なくない。

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