キモサベ
読み : キモサベ
キモサベとはキモサベポン太、キモサベ又兵衛、キモサベ菊之丞によりお笑いグループ・キモサベ社中のこと、ではなく、本項で解説するのは別のキモサベ。
キモサベの意味・元ネタ
キモサベという言葉はアメリカのドラマ/映画『ローン・レンジャー』が元ネタになっている。キモサベは作中に登場する先住民のトントが使用する言葉で、キモサベは「信頼できる友」という意味である。キモサベはトントが主人公を呼ぶ際に使う。テレビドラマ化(1949年~1958年)された時に流行し、2013年にディズニーによって映画化され50年の時を経て再びキモサベが流行した。これまで4度映画化されており、2013年にディズニー版ではジョニー・デップがトントを演じている。
※『ローン・レンジャー』は1933年にラジオドラマ化され、その後1949年~1958年の間にテレビドラマが放送されていた。
キモサベは「キモい◯◯」といった意味ではないため、間違っても「超キモサベなんですけど~」という使い方はしないように。
キモサベの由来・語源
キモサベの綴りは「kemo sabe」で、言葉の由来・語源は諸説ある。アメリカの南西部の先住民族・ヤヴァパイ族の言葉で「友人」を意味する「kemo」、「アパッチ族(インディアン部族の総称)」を意味する「sabe」が由来であるという説、北米の先住民族・オジブワ族の言葉「Giimoozaabi(彼は覗き見する)」が語源であるという説がある。
語源は不明だが、原作者のフラン・ストライカーは、ラジオ・ドラマのディレクターのジム・ジュエルがキモサベを採用したとしており、ジュエルの義父が設立したキャンプ場の看板にキャンプ場名としてキモサベと書いてあり、その下に英語で「信頼できる奴」と書いてあるのを見て採用したそう。
1981年に制作された映画版のDVDには「全てのキモサベに捧げる!」というキャッチコピーが
「Lone」は「孤高の」、「Ranger」は「隊員」を意味するため、直訳すると『ローン・レンジャー(The Lone Ranger)』は「孤高の隊員」という意味である。
字幕では「キモサベ」には「友」の字があてられている