銀シャリ(お笑いコンビ)

読み : ギンシャリ

銀シャリというコンビ名は、白米のご飯を指す「銀舎利(ぎんしゃり)」が由来である。コンビ名を考える時に、橋本と鰻はお互い候補を20個ずつ出し合い、偶然にも「銀シャリ」が被っていたことからコンビ名に採用することにしたそうだ。

ただ、橋本は「銀シャリ」とカタカナ表記で、鰻は「銀しゃり」とひらがな表記であったため、どちらを採用するかを話し合うことに。橋本いわく、「ひらがなだと(検索で)ガチ米が出てくる」ということで、カタカナの「銀シャリ」になったそうだ。
(ガチ米は、由来となった酢飯を意味する銀舎利のことだと思われる)

たしかに、「銀シャリ」と「銀しゃり」では検索結果が違う。M-1優勝(2016)でコンビの知名度が上がり、検索数が増えたことも影響してか、「銀シャリ」で検索するとガチ米ではなく、コンビが先に出てくる(執筆時点での検索結果)。

お笑いコンビ・銀シャリの画像

もともとは別々のコンビを組んでいて、同時期に解散。鰻が、ピン芸人の安井まさじ(橋本が組んでいたコンビ・ビールズの元相方)に「橋本と合うんちゃうん?」と言われたことをきっかけに、コンビを組むことになったそうだ。

正式なコンビ名が決まる前は「鰻(仮)」という名前で活動していたが、上述したように、候補を20個ずつ出し合った結果、重複した銀シャリをコンビ名にすることとなった。

銀シャリのコンビ名になった由来や経緯は、カジサック(キングコング梶原)の動画で話している。
カジサックの由来はこちら

銀シャリ前に組んでいたコンビ

橋本は、銀シャリを組む前は6組くらいコンビを経験しており、ピン芸人時代もあったそうだ。

【橋本が組んでいたコンビ】
アナンダマイド
雷こんにゃく
ビールズ

【ピンの名義】
橋本サラダ
カルパッチョ橋本

鰻は、銀シャリを組む前はトリオで活動していた。トリオ解散後はコンビで活動。

【鰻が組んでいたコンビ】
ポジションパーラーすえすえ(トリオ)
魚ブギ
鰻・山崎

銀舎利とは?

「銀舎利」は、白米の御飯を指す。戦時中〜戦後にかけての食糧難の時代に生まれた言葉。

現代では、寿司の酢飯を指す「しゃり」に対し、味付けされていないご飯を指すことが多い。

「舎利(しゃり)」の語源は、入滅した釈迦が荼毘に付した時の「遺骨」を指す「仏舎利(ぶっしゃり)」である。「舎利」は、サンスクリット語(古代インドの文章語)の「sarira(シャリーラ)」を音写したもの。

「仏舎利」は聖者の遺骨、「舎利」はそれ以外を指すが、日本では同義語として解釈されることが多い。

白ご飯を「舎利」と呼ぶようになった理由は定かではなく、3つの説がある。

1:釈迦の遺骨、または灰燼である仏舎利が、白米に似ていることからという説。

2:戦後当時、貴重であった米を、釈迦の遺骨であることから尊重して祀られた仏舎利に当てはめたという説。

3:サンスクリット語で「米」を指す「sari(シャーリ)」と、遺骨を指す「sarira(シャリーラ)」の発音が似ていたため、日本に伝わる際に混じってしまったという説。

「舎利」に関してはこのような説があるが、「銀舎利」という言葉は、「炊きあがった白米の表面が銀色に光って見える」ことが由来であると言われている。

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