かわF(かわE越してかわFやんけ)

読み : カワエフ

ネット上で見られる「かわいい」の表現には様々なものがあるが、「かわF」もまたその一つ。

かわいいものを見て「かわF」あるいは、「かわE越してかわFやんけ」と表現する書き込みがTwitterなどで多く見られるようになっている。

画像と共に用いられることが多い。

かわF(かわE越してかわFやんけ)の元ネタ

この表現が広く使われるようになったのは、ロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」の楽曲『かわE』の歌詞がきっかけと思われる。

『かわE』は2018年12月にリリースされた3rdフルアルバム「Tank-top Festival in JAPAN」に収録されている楽曲で、映画『ニセコイ』の主題歌にもなっている。


かわE
この曲のMVは公開から6日間で100万再生を突破する人気ぶり。サビの部分の歌詞である「君はかわE 越して かわF やんけ!」は、何度も繰り返し出てくることもあり非常に印象的である。

「かわいい」を「かわE」にしたり、歌詞にも出てくる「うれC」や「たのC」といった表現は大昔から存在する(曲中の歌詞でも「古典的な表現」とされている)ものであり特に新しいわけではないが、その「E」を「F」 にすることで、一段階上の感情を表現している。

「かわF」は、「かわいい」を越えた表現という意味を持たせたことで、「めっちゃかわいい」や「超かわいい」「かわいすぎ」などといった「ワンランク上のかわいい」をわずか3文字で表現することができて非常に便利であるという点も、広く使われている理由の一つではないだろうか。単純に近年のネット文化ではとにかく縮めた言葉が好まれるということもあるかもしれない。

ただ「かわF」だけだと万人には伝わらないという思いからなのか、「かわE越してかわFやんけ」としっかり歌詞の通りに用いる人も多い。

ちなみに曲中では、「かわE 越して かわF やんけ!」と「かっこE 越して かっこF やんけ!」の部分だけが「越して」で、他は「たのC 越えて たのD やんけ!」と全て「越えて」になっており、「かわE」と「かっこE」だけは他の言葉とは区別されている。

かわF大喜利状態

曲の中では「たのC たのD」「うれC うれD」「恥ずかC 恥ずかD」「気持ちE 気持ちF」「かっこE かっこF」「E感じ F感じ」などが登場するが、似たような言葉を探して遊ぶ人も多数見られる。

「E」より「F」のほうが上位という考えに疑問を持つ人もいるようだ。

「かわE」という表現から生まれた「かわヨ」という言葉もあります。
かわヨの意味・元ネタ

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