Cast No Shadow
読み : キャスト・ノー・シャドウ
『Cast No Shadow』はイギリスのロックバンド・Oasis(オアシス)の曲。
アルバム『(What’s the Story) Morning Glory?)』収録(1995年発表)。作詞作曲はノエル・ギャラガー。

『Cast No Shadow』の由来(誕生秘話)
この曲は同じイギリス出身のロックバンド・The Verve(ザ・ヴァーヴ)のヴォーカル、リチャード・アシュクロフトに捧げるためにノエルが作った。
当時リチャード率いるThe Verveはギターが失踪するなど分裂状態で、リチャード自身もドラッグ中毒になるなど心身ともにボロボロの状態だった。なんとかリチャードを復帰させようという気持ちから、リチャードに捧げるためにノエルが作曲。
アルバムのクレジットにもこう明記されている。
『Cast No Shadow is dedicated to the genius of Richard Ashcroft』
(リチャード・アシュクロフトの才能にこの曲を捧げる)
同曲収録の『(What’s the Story) Morning Glory?)』発表から2年後、リチャードはドラッグ中毒から立ち直り復活。失踪したギタリストもバンドに復帰し、ロック史に名を残す名曲『Bitter Sweet Symphony』を収録した『Urban Hymns』を発表。The Verveは完全復活を果たした。
→Oasis(オアシス)の由来
→『Wonderwall』の由来
→『Don’t Look Back in Anger』に登場する「Sally(サリー)」の由来