初めて◯◯する人へ(つってんだろ構文)

読み : ハジメテスルヒトヘ(ツッテンダロコウブン)

Twitterで流行している「初めて◯◯する人へ」で始まり、「●●、っつってんだろ」で終わる定型文。

初めて何かをしようとしている人や、初めてどこかへ行こうとしている人に対してのアドバイスを箇条書きでいくつか並べ、最後だけ急に強い口調で「●●だっつってんだろ!!」という言葉で締めるというツイートが流行している。

自分が詳しい分野に関して、初心者へのアドバイスを書いているが、とにかくそこだけは注意して欲しい点や、初心者にありがちな勘違いや間違い、よく聞かれることなどに対する答えを最後の「つってんだろ」で強調するという形。箇条書きの中ですでに同じアドバイスをしており、それを繰り返すことでより強調するというパターンが多い。

最後を「つってんだろ」で締めることから「つってんだろ構文」とも呼ばれている。

初めて◯◯する人へ(つってんだろ構文)の元ネタ

この定型文の元ネタとなったのは2019年2月27日の「強火は使うな」のツイートだと思われる。


料理が下手な人へのアドバイスを箇条書きにしており、その中で「強火は使うな」が3度も出てくる。要するに「料理が下手な人」はすぐ強火を使いがちだということで、とにかくそれを伝えたいというわけである。

このツイートは記事執筆時点でツイート6万件、いいね14万件を越えるバズりっぷりで広く拡散。これを真似たものが「初めて◯◯する人へ」だと思われる。

「つってんだろ」を用いた有名なコピペとしては以下のものがある。

A:短気は損気だよねぇ
B:え?
A:だから短気は損気だよねぇって
B:え?
A:だから短気は損気だっつってんだろ!聞こえねぇのかこの野郎!!

これは「笑えるコピペ」として知られており、時に改変されるなどして様々なところで見られる。

「初めて◯◯する人へ」の元ネタというわけではないが、始めは丁寧に話していたのが最後に「つってんだろ」とキレるあたりや、同じ言葉を繰り返すあたりは少し似ているかもしれない。

「初めて◯◯する人へ」の場合は会話形式ではなく相手はいないが、「想定する初心者」が相手となっており、初心者にありがちな勘違い等に対して「だから●●だっつってんだろう(何度も言わせんな)」と最終的にはキレてしまっている。

「短期は損気」のコピペとは違い、最後の文がうまくオチになっているわけではなく、ただ単に語気を荒げているだけになってしまうため、この「つってんだろ構文」を嫌う人も少なくないようだ。

Twitterでの使用例

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